戦国武将、黒田官兵衛が伊丹有岡城に幽閉された故事にちなみ、同城跡のあるJR伊丹駅前に植えられた藤の花が今、見ごろとなっています。
この藤は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送を直前に控えた平成25年(2013年)11月、伊丹市が官兵衛の拠点だった姫路城の藤の穂木の提供を受け接ぎ木して植えたもので、小説などでは、幽閉中の官兵衛が牢の中から、その咲き誇る姿を見て勇気を得たと描かれています。
今年は昨年以上の見事な咲きぶり。上品な薄紫色の花の房が風に揺れ、訪れる人たちの目を楽しませています。今月末ごろまでが見ごろです。