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旧村シリーズ17「伊丹郷町Ⅱ―伊丹のまちの本事情―」

旧伊丹市立博物館は、昭和47年(1972)の開館以来、地域の歴史や民俗に関する資料を収集し、調査研究を行い、その成果を市民に公開することを使命としてきました。現在は、伊丹市の歴史を編纂する伊丹市資料修史等専門委員会とともに、江戸時代に存在した自然村“旧村”単位での調査を進めています。そして、最新の調査成果を伊丹市の紀要『地域研究いたみ』に掲載するとともに、こうした展示を通して広く公開しています。

シリーズ17回目となる今回は、伊丹郷町を取り上げます。伊丹郷町は近世から在郷町として発展を遂げ、領主近衞家のもと、酒造業を基幹産業として栄えました。そして、裕福な酒造家を中心として、京都や大坂などから影響を受けた華やかな上方文化が形成されていきます。

たとえば、江戸時代を通じて都市を中心に広まった「読書」の文化。伊丹の町人たちは、他地域と比べて書物を入手しやすい環境にありました。それは、上方の書肆(本屋)と距離的に近いことはもちろん、そうした文化を受容する土壌がはぐくまれていたからこそでしょう。

このたびの展示では、伊丹の町における読書の文化を、さまざまな歴史資料をもとにご紹介いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

開催日 2026年1月17日(土)〜2月22日(日)
場所 市立伊丹ミュージアム
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