
柿衞文庫の創設者・岡田利兵衞(号・柿衞)は、江戸時代より続く酒造業を営む岡田家の第22代当主である傍ら、伊丹町長・市長を務め、のちに伊丹市名誉市民となりました。町長時代に1人の俳人が郷土伊丹の俳人・鬼貫の短冊を町長室へ持ち込んだことをきっかけに、亡くなるまで俳諧・俳句資料を収集し続け、実物資料を中心に俳文学の研究を行いました。殊に芭蕉を「筆蹟」という新しい角度から研究した『芭蕉の筆蹟』では文部大臣賞を受賞。その功績は後世の俳文学者の礎となっています。
柿衞翁が収集した資料は個人の文庫に収蔵されていましたが、翁が没した昭和57年(1982)6月に財団法人化され、同59年(1984)11月3日に柿衞文庫が開館しました。柿衞文庫は令和4年(2022)4月に伊丹市立美術館、伊丹市立工芸センター、伊丹市立伊丹郷町館、伊丹市立博物館と統合した「市立伊丹ミュージアム」として新たに開館し、現在も公益財団法人として引き続き俳諧・俳句資料の収集・保管・研究等を行っています。
今回の展覧会では、柿衞文庫が所蔵する1万点以上の所蔵品の中から選んだ名品を、俳諧・俳句の歴史に触れながら一挙にご紹介します。近年新たに当文庫に寄贈された新所蔵品や、柿衞翁が資料収集に尽力した約45年間の記録と研究の成果なども展示します。ぜひご覧ください。
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| 開催日 | 2026年6月19日(金)~7月26日(日) |
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| 場所 | 市立伊丹ミュージアム |
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